竹村玲奈コラム

【心サプリ】一隅を照らす 〜あなたの存在が光り輝くことが何よりも大切です〜

あなたらしく生きることを応援しています。ウーマンラボラトリー竹村玲奈です。     今日はわたしが大切にしている言葉のひとつをご紹介したいと思います。

 

   

  伝教大師の最澄さん(767〜822年)という方がいらっしゃいます。最澄さんといえば、あの比叡山延暦寺を開創された方。なんか日本史で学んだころが懐かしいです(笑)    

最澄さんが書いた著書の中に、「天台法華宗年分学正式(山家学生式)」というものがあります。これは、「一隅を照らす国家的人材」を育てたいという思いで書かれたそうです。    

径寸十枚是れ国宝に非ず、一隅を照らす此れ則ち国宝なり

 「径寸十枚」というのは、金銀財宝のことをさし、「一隅」とは、今じぶんがいる場所という意味になります。    

お金や財宝は国の宝ではなく、自分自身が置かれた場所で、一生懸命努力して、光り輝くことが出来る人こそが大切な国の宝だという意味です。    

ひとりひとりが、じぶんの今いる場所で精一杯生きて光り輝くこと。目の前にいる人、関わる人を思いやり、人の幸せのために行動することが出来れば、国は豊かに幸せになりますよ〜。というありがたい教えなわけです。    

 

   

この言葉について考えると「今じぶんが置かれている状況を大切にしよう」と、そう改めて思います。

今やっているお仕事、関わっている人、出会った方のために、今できることを精一杯やろう!と素直にそう思うのです。    

何かに満たされず、足りないと感じると、ついつい外に答えを探しにいってしまいます。

環境のせいにしてみたり、人のせいにしてみたり、ついついしてしまうことってあると思います。   

そんな時こそ心の中で「まずは自分次第!!本当に精一杯やってる〜?」と、声をかけてあげるのです。    

まずは、じぶんのいる今の場所で出来る限りのことを精一杯やることで、道が拓けるのではないかとわたしは思います。    

 

   

あなたが今いる場所にも何らかの意味があります。そこで何かを学ぶ必要があるから、必要な出来事が起きます。

そこから何を学ぶか、どれだけ精一杯向き合えるかによって、その今いる環境の意味がどんどん変わってくると思います。    

わたし自身、今いる環境に心から感謝しています。当たり前になると見えないことがたくさんあるけれど、実は日々が奇跡の連続だったりします。    

ありがたいな〜とその出来事を紐解いていくと、本当にじぶんの成長につながっていると実感しています。    

辛いことや、どうしようもないこと、悲しいこと、そういう経験も生きていればあると思います。

それらを、じぶんの強さに変えて精一杯生きていけたら、これって最高に幸せです。  

 

  「一隅を照らす」それはあなたのいるその場所で精一杯生きるということ。
この世でたったひとりしかいない「あなた自身」をぜひ大切にしてくださいね…    

今日も素敵な一日を…    

 

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