竹村玲奈コラム

NLP基礎講座〜コミュニケーションの本質を探る

目の前の人を本当に大切にすること… 

 

目の前にいる人の話をちゃんと聞くことが出来ていますか?

相手の話を聞いているつもりになっていませんか?

話を聞いている瞬間に、頭の中で違うことを考えていませんか?

 

 

普段、私たちは「人の話を聞く」ということを自然と、当たり前のように行っています。しかし、本当の意味で「人の話を聞く」ということが出来ている人は少ないような気がします。

 

 

名刺交換やはじめてお会いした時に、一生懸命に自分の話をする方(それが悪いっていうわけじゃありませんよ♪)、キャッチボールが続かない方、話がうわのそらの方、いろいろな方にお会いするわけです。

 

 

カウンセラーをやっている私としては、相手の心が今どこにあるのかは感じることが出来るので、「おっと〜!!心ここにあらずだなぁ〜!!」とか、「笑顔だけど、ちょっと疲れてるのかな?」「緊張してるな〜!」「本音じゃないな〜!(笑)」ということは、やっぱり感じ取ることが出来るわけです。

 

 

そんな時に、「相手の話を心から聞く」この姿勢を大切にすると、相手も力が入ることなく、楽しくお話をして頂くことが出来ます。だって、話聞いてくれていない相手に話するのって悲しいですよね?

 

 

せっかくなら「私に興味を持ってくれているんだ!」と感じながら話することが出来たら楽しいと思うのです。逆に「あなたと話してたら楽しかった!」「聞き上手ですね〜!」なんて言われたら素直に嬉しいと思います。

 

 

 

週末にかけて、久しぶりにNLP(神経言語プログラミング)講座を受講してきました。この講座は、座学だけでなく、ワークが多いのが特徴です。むしろ、実践を伴うからこそ学びが深くなると言ったところでしょうか…

 

 

実際にあるワークで、「人の話を聞く時の体勢」にフォーカスを当てたワークがあります。話を聞く時に腕を組んだり、足を組んだり、日常的に無意識にやっていることが、自分の感情にも、相手の印象にも影響を与えていることを感じるわけです。

 

 

私たちは動物なので、感覚的に「快・不快」を瞬時に感じ取ります。コミュニケーションを取っていて「なんかイヤだな〜」「なんかうまく通じないなぁ〜」という「不快」を感じてしまうと、筋肉が固くなってしまい、表情や声の響きにも影響が出て来ます。

 

 

たとえば、上司に叱られると、身体がこわばって、息が出来なくなって、頭がクラクラ、心臓はドキドキ、っていうOLさんがサロンにたまにいらっしゃいますが、それくらい心と身体はつながっているんです。どうしても反応しちゃうんです。

 

 

 

 

コミュニケーション能力という言葉がありますが、そもそも、コミュニケーション能力って何なのか?ってことです。わたしは相手の話を受け止め、理解し、そして、自分の考えを言葉にして伝えることが出来る力だと感じています。

 

 

ここで出てくるのが「言葉」です。

わたしたちが普段使っている「言葉」に盲点があるわけです。

 

 

それでは「iPhone」を想像してみてください。

あなたにとって「iPhone」って何でしょうか?

 

 

「携帯」「電話」「ゲームを楽しむもの」「メールをするもの」「フェイスブックを見るためのもの」「会社からの支給品」「スケージュール管理のツール」など、いろいろあるわけです。ひとつの単語でも様々な意味が含まれています。

 

 

ということは、普段会話の中で同じ言葉を使っていたとしても「わたしの考えているiPhone」と「あなたの考えているiPhone」は違う可能性が高いのです。ちょっとややこしいですが、伝わるかしら?(笑)

 

 

なので、ミスコミュニケーションは簡単に起きてしまうのです。でも、それじゃいけないので、わたしたちはお互いの言葉を交わしながら、時に質問をしたり、相手の表情から読み取ろうとしたりだとか、資料を提示してお互いに共通認識を持とうとするのです。

 

 

じゃあ、結局どうしたらいいの〜?と思う方もいらっしゃるかもしれません。講師の吉田ひろみさんはこうおっしゃっていました。

 

 

「今、目の前にいる人があなたにとって最高に大切な人だと思えばいいのよ〜!」

 

 

そう、本当に相手のことを知りたい!もっと理解しあいたい!そう思う時、きっとあなたは、目を輝かせながら、一生懸命にうなずいたり、質問したり、相手に気を遣うのです。

 

 

う〜!分からないな〜!と思った方は、ぜひ、はじめてのデートの時を思い出してみてください(笑)そうです!あの時です!(なんか遠い思い出…笑)

 

 

さすがに、話している最中にいきなり携帯さわってうなずいたりしないですよね?違う方向を見ながら「そうだね〜!」なんて言ったりしないですよね。それでうまくいっている人を私は見たことはありません。

 

 

慣れてしまうと、ついつい「これくらい分かるはずだ!」「ちゃんと伝わっているはず!」が生まれてきます。阿吽の呼吸が出来れば一番ですが、わたしたちは一人ひとり違う人間。

 

 

どんな時でも「目の前にいる相手を大切に思い」「今、この瞬間に集中する」この2つがコミュニケーションを上達させる秘訣なのかもしれません。

 

 

この2日間を通して、コミュニケーションの基礎を改めて学びました。何度学んでも、反省と改善が見つかります。もう学び終わった!そう思った瞬間に、成長は止まってしまいます。ぜひ、この記事が何かしら日々のコミュニケーションを振り返るきっかけになればと思います。

 

受講生の皆様と記念撮影

 

 

〜受講生の皆様からの感想の一部です〜

●思っている以上に相手に伝わっていない!!もっと丁寧に言葉を使おう。

●自分の見ているものは、自分のフィルターを通して見ているってことが分かった。

●ワークをしていると、感情のわだかまりが溶けていくのが分かった

●コミュニケーションの苦手な部分をどう克服するのか見えてきた

●自分勝手なコミュニケーションだったんだな〜と思いました

●本当の意味で相手の立場に立つということが分かったきがします

 

 

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