こんにちは、竹村玲奈(@takemura_rena)です。
「どうやってインフルエンサーの案件をもらっているんですか?」という質問をTwitterでもいただくことがありますので、記事として書かせていただきます。
元々インフルエンサーとして、企業様とお仕事をさせて頂いていたのですが、最近では、企業様とプロジェクトを組み、インフルエンサーを起用し、商品プロモーションを行うことも増えてきました。
今日は、企業側の立場になった時に見えてきた「企業に選ばれるインフルエンサー」になるために、ちゃんと整えておきたい準備事項をお伝えしておきます。
- フォロワー数を追って、疲弊している!
- 今やっていることに違和感を感じている!
- インフルエンサーを目指してるけど手探り状態!
- いつか企業のPR案件にチャレンジしてみたい!
今日は5つのポイントをご紹介しますので、ぜひ、ひとつずつチェックしてみてくださいね!
プロフィールを分かりやすく書く!
まずはじめに、企業側がSNSなどであなたを見かけた時に、まず見るのは兎にも角にも「プロフィール」です。
あなたがどこに住んでいて、日々どんな発信をしていて、SNSはどんなアカウントを運営していて、ブログには何を中心に書いているのか。得意なことは何なのか、どんな仕事をしていて、どんな人間なのか。を伝えるページが必要になります。
インフルエンサーとして起用する際には、企業側に略歴を提出して情報を共有しています。SNSのフォロワー数だけでなく、そのインフルエンサーが何を得意として発信しているのか「魅力」や「強み」は常に言語化しておきましょう。
プロフィールページには、すぐにお問い合わせができるように「連絡方法の記載」や「お問い合わせフォーム」の設置もお忘れなきよう。最近ではTwitterやInstagramのDMから連絡が入る場合もありますが、企業様からはメールでのお問い合わせも相変わらず多いです。
顔写真(もしくはキャラクター)を設定する!
顔出しは必須条件ではありませんが、顔出し可能であれば顔は出しておく方がベター。以前、インフルエンサーとして仕事を請け負った際には、最終の面接でカメラテストがあった企画もありました。
もちろん顔出しはプライバシーにも関係してきますし、ひとりひとり考え方が違うので無理はしないで欲しい。ただ、顔というか「人の気配感・空気感・温度」は大切にして欲しいと思っています。生きているアカウントでないと、そもそも振り向いてももらえないです。
SNSで自分のキャラクターを表現して、顔出しせずとも、投稿を見るだけでその人を連想させるような世界観を作りあげることができれば、それはそれでブランディングできているということになります!
企業の商品によっては、顔出しが条件の場合もありますのでぜひご自身の中で相談して決めてみてくださいね。あと数年すれば Vtuberがスタンダードになるかもしれませんし、ライブコマース全盛期になるかもしれませんしね。どちらにせよ動画ベースになっていくことでしょう。
伝えたいこと、思いを明確にしておく!
あなたの中に大切にしている「思い」があるはずなんです。そして、いつも発信している「軸」となるものもあると思います。
企業さんから「いつもどんなことを投稿しているんですか?」「好きだったり、得意な発信は何ですか?」と聞かれることがあります。企業側からしてみるとそのインフルエンサーさんの属性を知るヒントになるんです。
たとえば、化粧品が好きでコスメ情報を頻繁に発信している人であれば、フォロワーさんは「コスメ好き」な「女性」が多いだろうし。何気なく発信している文房具ネタで、いつも万年筆について書いている人の元には「万年筆フェチ」の人が集まっているだろうし。
日頃発信している内容がフォロワーさんに影響を与えている可能性は十分に考えられるので、あなたの「好き」が何なのか、いつもどんなことを発信しているのかは、プロフィールに書かずとも、自身で把握しておきましょう。
私自身もいろんな「好き」や大切なものがあります。
- 福岡在住
- ホテル&ホテルスパが大好き!
- 世界中のホテルに行って、レポートを書きたいと思っている。
- ホテルの写真に定評あり!
- 大相撲が好き!荒鷲関、峰崎部屋を応援している!
- インフルエンサーの仕事は8年目
- インフルエンサーとして人間力を大切にしている
- 企業とインフルエンサーの架け橋をしている
- 中国市場に向けた動きをしている
- WEB制作、SNSディレクション可能(企業契約中)
- そのほかいろいろ(笑)
など、書き出してしまうと多いですが、様々な側面があるので、企業さんやお会いする相手に合わせて話題選びをしています。
自分の得意や好きを伝えておくことで「そういえば、ホテルと言えば竹村さんだ!」と思い出してくださり、仕事につながったこともあります。ありがたい。でも、本当にそういうことです。
印象を悪くするような「言葉」を使わない!
これは本当は悪いと思っているものを、良く言うとか。嘘をつくとか、そんな次元のお話ではありません。
これは企業さんとお話をしていて出る話題なんですが…
企業のプロモーションに関わる場合、やっぱり企業さんとしては「ちゃんとしている人」に発信をして欲しいと願っています。
この「ちゃんとしている人」という表現は、実に曖昧なものだと思うんですが。察してください(笑)
誰かを傷つけるような発信をしていたり。
感情が乱気流のように動いていたり。
何かを常に攻撃していたり。
発信する内容だけでなく、Twitterであればリプも見ます。
見ない方もいるかもしれませんが、私は結構見ます。それは、よくも悪くも人間性が見えるから。
企画として、インフルエンサーさんを起用して、企業につなげる場合。私はインフルエンサーの人間性も魅力のひとつとして、企業さんにご提案をするように心がけています。フォロワー数では推し量れない世界です。
だからこそ、せっかくなら言葉も生き方も美しい方と仕事をしたいものです。そして、私自身もそうでありたいと願いながら仕事に向き合っています。
企業から常に見られている意識を持つ
SNSで発信するためには「公人」である意識が大切です。
これは自意識過剰とかそういった話ではなく、パソコンやスマホの画面のその先に「人」がいることを忘れずに、常に真心を持ってソーシャルメディアに接することができるかどうかが、インフルエンサーの分かれ道だと思っているからです。
「公人」であることを忘れなければ、自分に対する「客観性」が養われていきます。
やみくもに人を批判したり、傷つけるような言葉をきっと選ばないだろうし。どうやったら考えや思いが伝わるのかを相手目線で自然と考えるようになるはずなんです。
人にどう観られるのか、自分は人にどう魅せていきたいのか、自分をプロデュースするという点においても「観られているという意識」は大切にしていきましょう。
インフルエンサーとしての総合力を高める
インフルエンサーという仕事をはじめて8年目になります。ここでは割愛しますが色々ありました。だけど、ここまで続けてこれていることを踏まえると、企業にとって本当にちょうどよかったのだと思うんです。
美人ではないけれどニコニコ笑顔で顔出しして、前に立てばしゃべれて。写真も撮れば、ブログも書く。人に教えることもできるし、意見も言える。なんならいつもニコニコしてて楽しそう!SNSでもフォロワー数がそれなりにいる!そういう意味でもちょうどよかったんだと思います。
ですが、この数年、様々なインフルエンサーにお会いする中で、一点突破のすごさや、本当に言葉が出なくなるような言葉を紡ぎ出すような方。心惹かれる写真や、人を巻き込むエネルギーに溢れた人をたくさん見てきましたし。本当に増えてきました。
どれが正解とかはありませんが、一点突破で才能を開花させる方もいるはずですし。一点突破が難しい場合は、もう「得意」と「好き」と「努力」の掛け合わせが大切です!
私は一点突破はできないタイプだったので、掛け合わせで地道な日々を過ごしています。掛け合わせタイプで頑張っている人の気持ちは分かります。
だからぜひあなたの中にある「得意」がどこにあるのか。
昼夜惜しまず夢中になれる「好き」が一体何なのか。
そのためにどれだけ「努力」ができるのか。
この部分を棚卸しして、形を作っていくことがインフルエンサーのはじまりであり、企業から「あなたに仕事を依頼したい!」そう思ってもらえる、種まきなんだと思います。
ひとつの実績ができれば、それがまた次の仕事を呼んできてくれます。自分を大きく見せたり変な力を入れるのではなく。等身大でそれでいて真摯に向き合う姿こそが、発信力を高める大切な要素になると思います。小手先のテクニックよりも、もっと足元を大切にしてください。
終わりに
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
5つのポイントをひとつひとつ押さえていくことで、企業さんが頼みたい!と思った時に、まず「お問い合わせをする!」というハードルを下げてくれるはずです。
私自身もインフルエンサーという活動もしながら、企業様と企画したプロジェクトなどでインフルエンサーを起用する側でお仕事もしています。
ぜひこの記事を呼んだあなたにとって、何かお役に立つことができれば幸いです。