生きていく中で『恥ずかしい!』と感じたり、
『こんな恥ずかしい思いをしたくない!』そんな気持ちになった経験を誰しもお持ちだと思います。
私自身、長い間この『恥』という感情に心を奪われ、
あと一歩を踏み出せずに悔やんだ経験がたくさんあります。
いや、今も日々その連続なのかもしれません。
今日はそんな私が勇気をもらい、ふと立ち止まりそうになった時に、意識して声を出して読んでいる『恥』に関する名言・格言をお届けします。
これを読んでいると、多くの方がこの『恥』という経験を尊んでいるということ。
そして、多くの経営者・成功者と呼ばれる方がこの『恥』を喜んで受け入れていることを改めて知ることができます。
恥に関する名言
思い悩むことを恥じるより、自己の殻に閉じこもって教えを乞わないことを恥じるべきだ。(松下幸之助さん)
恥を知らないということほど恥ずかしいことはない。(吉田松蔭さん)
君子は、人として踏み行うべき義理の心が足りないことを恥じ、小人は、名誉がないことを恥じる。(吉田松蔭さん)
事業家は、1度や2度は失敗しないと大きくならない。あなたはまだ失敗が足りないかもしれぬ。失敗をすると、世の中の本当のことがわかる。それで初めて立派な成功ができる。失敗は恥ずかしいことではない。失敗に意気がくじけてしまうことが恥ずかしいことです。(岡野喜一郎さん:スルガ銀行創設者)
過ちを犯すことは恥ずべきことではない。むしろその過ちがわかった後も、その過ちを改めようとしないで、繰り返すのは恥ずかしいことだ。(ジャン=ジャック・ルソー)
失敗する事を恥ずべきではなく、その原因を明らかにする為にあらゆる失敗を分析すべきである。失敗するという事はこの世で重要な教育科目の一つなのだ。(チャールズ・ケタリング)
すべての人間は、恥をかくために生まれてきた。(夏目漱石)
恥をかくということ
偉人や経営者の「恥」にまつわる名言や格言を読んでいて感じるのは、この「恥ずかしい」という経験を通して学んでいるということ。むしろ、率先して、自分からその経験を得ようとしていることが想像できます。
「恥ずかしい」という気持ちが誰かのためではなく「自分が傷つきたくない!」「馬鹿にされたくない!」という自分を守るために生まれているのであれば、それは自分の成長を自らの手で止めているということになるでしょう。
誰もがはじめは初心者です。
小さい頃、何度も転びながら自転車に乗れるようになったように。
知らない単語を覚えて、伝わらないくても継続していくことで、英語を少しずつ話せるようになるように。
間違ったり、分からなかったり、恥ずかしい思いをするからこそ、学ぶことがたくさんあり、そして、そこからまた成長していくのです。
恥ずかしい。という経験は成長の過程そのもの。
知らないことを知る、聞きづらいことを聞く。
分からないことを素直に質問する。
そう考えると『恥ずかしい』って素晴らしい経験なんです。
もし、あなたの前にいる、様々な知識や経験を教えてくれる方がいるのなら、
あなたと同じように、恥ずかしい思いをたくさん経験して、
今に至っているのではないでしょうか?
恥ずかしい!という経験をたくさんしている人は、
あなたの『恥ずかしい』という気持ちを理解してくれていますし、
そこから成長していくことを大いに歓迎してくれているはずです。
多くの偉人たちも『恥』という感覚を大切にしていたきました。
『恥ずかしい』気持ちが先走って、大切な1歩を踏み出せない時、
今日の言葉たちをぜひ思い出してみてくださいね。