◎大学生活の学びとカウンセラーとしてのはじまり
2ヶ月の入院生活そして2ヶ月の自宅療養を終えたのは、志望大学の受験日の1ヶ月前でした。
布団の上に机を置いて勉強していました。予備校の友達が私が休んでいた間のノートをコピーしてくれて、分からないところは何度も教えてくれました。先生たちからもサポートのプリントを頂いての勉強体勢でした。
にも関わらず、1ヶ月後、滑り止めの大学も、現役の時に合格していた学部も不合格という結果になりました。
「やっぱりダメだったな…しょうがないもんね…」なんて心の中で言い訳をしていた自分がいました。そして、もう一度チャンスをもらって浪人をさせてくれるのだろうか…と思っている自分がいました。そんな私を両親や祖父母は静かに見守ってくれていました。
でも、このお話にはつづきがありました。
神様って本当は見ているんじゃないかな??って思うくらいの結果が待っていました。
なんと一番行きたかった大学の学部に合格したのです!!
福岡には初等教育の勉強が出来る大学が限られていたのでこの大学にどうしても行きたかった… その思いが届いたことが本当に嬉しかったのを覚えています。
そして、本当に病気のことで心配をかけていた父と母、弟や妹、祖父母や親戚、そして予備校のみんなが喜んでくれていたのが本当に嬉しかった…
大学の入学式当日、私は「絶対に悔いの残らない大学生活を送ろう」と心の底から誓いました。
大学生活は本当に楽しかったです。大切な友人たちに出会えました。とにかく、高校生の時に勉強しなかったという反省と(笑)大きな病気をしたこともあり、本当に一生懸命に勉強をしていました。
しかし、大学に入学して3ヶ月経った頃から「私は何のために生きていくのだろうか?」「私らしく生きていくには?」「何かもっと学べること、出来ることはないのだろうか?」と再びかんがえるようになりました。授業はもちろん興味のあることばかりで楽しかったのですが、模索する日々が続きました。
そんな私が心理学の勉強をはじめたのは大学1年の初夏。
人の心をもっと知りたい、自己を探求したいという思いから、色が好きな私はカラーセラピーを選び、光が生み出す色の素晴らしさに惹かれて心のおもむくままに学び始めました。
そして、大学在学中に同じ大学や他大学の友人達に対してカウンセリングをはじめました。
基本的には、大学で児童教育や心理学を学びつつ、大学外でカウンセリングやコーチング、アロマテラピートリートメントのお勉強をするダブルスクールのスタイルを続けていくことになりました。
私は現在、福岡市内で心理カウンセラーとして活動しています。
もともとは児童教育を学び、小学校の先生になろうと思っていました。そんな私が、今こうしてカウンセリングをしているのかについてはまたゆっくりお話していきたいと思います。