過去ログ

ルーツをたどる旅 その8

サロンの主宰をすることを決め、SNSで改めて発信することを決めました。

今回はそのお話をさせて頂きます。

◎サロンスタートとソーシャルメディア

 

サロン開業に向けて動き出した2009年6月に私はひとつのブログを立ち上げました。

そのブログには…

 

「サロンに置くお客様用の椅子を探しに来ました~♪」

「ついに!!施術用ベッドが到着しました!」

「観葉植物がサロンの癒しポイントです♪」

「カラーセラピーでこんなボトルを使います。」

 

などサロンの様子を写真を添えてアップしていました。

 

CAMES

 

はじめのうちはアクセスも少ないコミュニティだったのですが、書き続けていくと日に日にブログのアクセスやコメントが増えていきました。ブログも誰かの反応があると楽しくなるんですよね…

 

私はこのブログに「8月8日の大安吉日にオープンします!」と開業日を決めて報告しました。どうなるかは分からなかったのですが、日付を設定して自分なりにチャレンジすることを決め、6月からサロンオープンまでの約2ヶ月間、私にとって身近な存在だったブログに、私はサロンを立ち上げる毎日を日記のように更新していきました。

 

そして、迎えた8月8日サロンオープン当日

 

私は、家族や大学の友人、ブログの読者様、ブログを通して出会ったブロガーさんから、本当にたくさんのお祝いのお花やメッセージを頂くことになりました。

 

それは、ひとりではじめたサロンオープンへの道のりが、実は本当にたくさんの方々の応援によって成り立っていたことを実感する出来事でした。

 

ソーシャルメディアはとても面白い世界だと思います。

 

一人ひとりの発信する情報がどこかで誰かの目にとまり、どこかで誰かの心に残っていたり、刺激になっていたり、励みになったり、勇気になったり… そんなことが当たり前のように起こります。

 

直接お会いしたことのない方でも、コメントでコミュニケーションを取り合い、お互いの日常にコメントをし合ったり、ときにはお互いを応援し合ったり… 小さなコミュニケーションから信頼関係を築いてくことができます。

 

リアルのコミュニケーションはもちろん大切です。実際に顔を合わせて目を見て話をすることも本当に大切。その一方で、このソーシャルメディアをきっかけとしたご縁も本当におもしろいものだな…と思うのです。

 

サロンオープンの当日に頂いたメッセージの中でとても印象に残っているものがあります。

 

「サロンオープンおめでとうございます。サロンオープンまでの2ヶ月間ブログを通してあなたの成長を拝見しておりました。サロンオープンを発表したあの日、正直あなたが本当にサロンをオープン出来るのか?と勝手ながら心配していました。親心のようなものですね。 

 

ですが、ブログを拝見していると、いろいろな人からのコメントを素直に受け取り、応援に感謝し、がんばっている姿を見ていると、心配の気持ちより、みんなと一緒にこの子を応援したい!そんな気持ちが芽生えました。 ここに集まっている人はお互いに顔を見た事も、会ったこともないと思います。 

 

ただ、あなたを通してこうして集まった私たちはひとつの信頼関係が築けたような気がします。こんな仲間がネットの世界で出来るとは思いませんでした。本当に楽しい2ヶ月でした。 ありがとう。」(一部内容を割愛させて頂きます)

 

前回のルーツをたどる旅に『サロン開業をする際「あるもの」を通して私は日付を決めることの大切さ、そして思いを伝えることの大切さを学ぶことになりました』と書きました。

 

その「あるもの」とは、ソーシャルメディアの世界でした。

 

私はサロン開業を目指したり、週末ビジネスやひとりでお仕事するお客様には、ブログを書くこと、ソーシャルメディアを活用することを薦めています。それは、ひとつの集客方法として活用できるという理由もありますが、日記や進捗情報を自分自身でふり返るためでもあります。

 

サロンを運営しているといろいろなことがあります。うまくいくこともあれば、どうにもならないこともあったりするわけです。そんな時に、サロンを立ち上げた頃の自分を振り返ることが出来ると、もう一度がんばろうと思えたり、いろいろな関わりの中で自分が生きていることを知ることが出来ます。

 

そうは言ってもソーシャルメディアがなくても生きていけるのも事実です。 実際に、ソーシャルメディアの世界に関わらずとも業績を上げ、結果を出している人なんて数えきれないほどいらっしゃいます。

 

ソーシャルメディアがすべてではありませんが、いろいろなご縁がある中で、こうしてネットの世界で出会うことも本当にすごい確率だと思います。上手に生活に取り入れ、活用すること、周りに流されるのではなく、自分のペースやスタイルを大切にすることが出来れば、心強い味方になり得るとても面白いツールだと思っています。

 

私はサロンオープンの日付を決めることで、「何としてでもやり遂げるんだ!」と自分に対して覚悟を決めました。そして、ソーシャルメディアを通してその思いを伝え続けました。その結果、たくさんの出会いや応援してくれる仲間に出会いました。

 

私のはじめてのサロン開業はこうしてはじまりました。

 

ひとつのソーシャルメディアを通して、たくさんの人と出会うことが出来ることを実感したかけがえのない経験。

 

この経験は私の今のフェイスブックや他のソーシャルメディアとの関わり方に多くの影響を与えています。

このルーツをたどる旅の記述が、あなたにとって何かしらのお役に立つことが出来れば嬉しいです。またいつの日か続編を書くことがあると思います…

お読み頂きまして、ありがとうございます。

 

【ルーツをたどる旅:完】