過去ログ

ルーツをたどる旅 その4

大学に入学し、大学の授業で学びながら、ダブルスクールでカウンセリングやトリートメントの勉強を続けていました。

◎大学生活とカウンセリング

 

大学1年生の夏から心理学を本格的に学びはじめ、大学2年生になる頃には友達やその友達の紹介をもらってのカウンセリングが続けていました。今思うと、あのレベルでよく出来たな〜と反省することもありますが、たくさんののお話を聞いて、相手の思いを言葉にするお手伝いをよくしていた気がします。

 

クラスに必ずいるような姉御的な存在。大学生活でそこまでの存在になることが出来たかは分からないけれど、「玲奈に話してスッキリした〜」「話すだけで何か楽になるんだよね」そう言われることが少しずつ増えるようになりました。カウンセラーとしての私が成長できたのは、私がカウンセラーになることを知り、応援してくれていた友達がいたからです。

 

時にはカウンセリングが上手くいかないこともありました。自分のエゴでどうにかしなきゃ!なんて思った時期もありました。反省することはたくさんありましたが、失敗したり、腑に落ちなかったりするたびに、自分に向き合い、一人反省会をしたり、作戦を立てたり、勉強してみたり、出来ることをいろいろしていました。

 

CONRAD

 

現在、心理カウンセラーさんやセラピストさんのカウンセリングをすることもあります。自己の内省,自己成長は心を扱うカウンセラーにとって必要不可欠だということをこの時期に学びました。なぜ、大事なのかは一人ひとりにお会いした時にお話しているので、ここでは割愛させて頂きます。

 

ただ、どうにかしてあげたい!私が何とかしなきゃいけない! 実はそんなことは何ひとつなく、相手の持つ力を心の底から信じる、肯定することがまずは大切だと思うんです。 何とかしなきゃ!私の力が必要なんだ!なんて思い始めると、ちょっとちがうんじゃないかな〜と私は感じてしまいます。

 

カウンセラー側がクライアントさんの状況を見て、カウンセリングが必要なのか、コーチングが必要なのか、手法を伝えることで改善されるのか、メンタルケアだけでよいのか、という見極めを自然と出来ることが実は大切になります。なので、私自身、カウンセラーと言いつつも、クライアントによって役割が変化しています。そして、私自身も日々発展途上であることを意識しながら毎日を過ごしています。

 

ひとつ言えるのは、学生時代からカウンセリングをやってきて、カウンセリングの持つ力をたくさん見てきました。クライアントさんが自分の中にある可能性に気付いた時、今まで抱えていた問題が解決した時、顔色が一瞬で変わり、声のトーンや姿勢が変わり、目の輝きを取り戻した時に、私自身も内側から言葉にならない力が湧いてきます。

 

私たちには考える力があり、困難に立ち向かい乗り越える力もあると思うんです。でも、どうしても辛い時、ひとりではどうしようもないとき、誰にも話ができないようなことだったり、少しだけ話を聞いてほしいとき、そんな時に信頼出来る相手としてカウンセラーという存在が認知されればと思っています。