竹村玲奈コラム

文章を書くことが苦手なあなたへ 〜伝えたいことを熟成させ、言葉を紡ぐ〜

今日お話するのは「文章を書く」ということについて!

 

というのも、私は文章を書くのに苦手意識があるので、
どうしても書くまでに時間がかかってしまうんです。

 

完璧を目指してしまっている、というよりも、
間違いたくない、という意識が働いてしまって、
ついつい身構えてしまっている私がいます。

 

だからこそ、その苦手意識を克服するために!
初心に立ち返り、感じたことを「言葉」にする練習を
最近意識して行うようになりました。

 

今日はその勉強の最中に、ニュージーランドの写真を見て感じたこと、考えたことを備忘録も含めて、お伝えしていきます。

 

ブログを書いたり、SNSに投稿している方で、
「文章を書くのが苦手だ〜!」という方はこのままぜひ読んで頂けると嬉しいです。

ニュージーランド、忘れられない景色!

私の中で忘れられない景色を1つ上げるとするなら、
このニュージーランドで観た景色を紹介します。

 

この景色に出会ったのは「ホテルの部屋のドアを開けた瞬間」でした。
一緒に行ったメンバー全員が「すごい!」「わぁーーー!」と声が出た景色。
声が出た後は、息をするのも忘れるくらいの景色。

 

それがこちらです…
窓の外に見えるのは、ニュージーランドの最高峰「マウントクック」
この時、偶然晴れていて、山頂を観ることができました。

山頂の雪、そして空の青のコントラストが美しく、
すぐ手前には緑があるのに、その奥にあるのは切り立った崖のような山。

 

ハーミテージホテルの新館から見えるこの景色を観るために、
このホテルに宿泊される方も多いと後から知りました。

 

「美しい!」というのは簡単だけれど…

数年経ち、おそらく今まで何度も見ていたけど、
今回は「言葉」を意識していたので、この一枚に目が留まりました。

 

あの景色を観た時に、ずっと「綺麗!」「美しい!」「絵みたい!」と、興奮して言っていたけれど、そんな言葉だけでは表現できない、もっと深く感じたことや、言葉、表現があったのでは…?と。

 

「カワイイ」「キレイ」に代表する、形容詞的表現って、使い勝手がよく、とても抽象的、たとえ曖昧に使っていても、なんとなくその場の雰囲気で流れていく言葉だと思うのです。

 

でも、その言葉に辿り着くまでに、私たちって様々な要素を瞬時に受け取っているはずなんですよね…

 

その言葉を分解して、再度言語化していく過程が、
実はブログを書く上で、言葉として表現していく上で、
とても大切なことだと思ったのです。

 

たとえば、ニュージーランドの景色を思い返すと…

・観たこともない景色で興奮している。
・窓枠にちょうどはまっていてまるで絵のようだった。
・自然のビビットな色がまぶしかった。
・遠くにあるはずの山が近くに見えるほどのパワーを感じた。  etc…

と、様々な感覚があったはずなんですが
「美しかった!」「綺麗だった!」の言葉にまとまっていたんです。

 

まとめることが良い、悪いではなく、
「美しかった」と感じたそのもっと奥に、
「綺麗だった」という言葉になるまでに、
もっともっと言葉にはなっていない言葉があったのでは?
と、最近、言葉を意識するようになって、改めて思うようになりました。

大切なのは感じたことを熟成させ、言葉を紡ぐこと

(※書くことが大切なので、実際はどんな文章でも良いと思うんです。今日はより伝わる文章という視点で書いているので悪しからず…!)

 

ブログや文章を書く上で、なんとなく印象に残らず、流れてしまう文章というのは、「○○して、嬉しかった!」「○○して、楽しかった!」で終わってしまっている文章だと思うのです。(私もよく書いてるな〜と反省!)

 

逆に、起こった出来事から、「何を感じて」「何を思ったのか」だから「楽しかった!」「嬉しかった!」というような、背景を感じさせる文章は心に残り、その人らしさがにじみでて、印象にも残っているはずなんです。

 

「今日は、子どもと一緒にご飯を食べて嬉しかった!」だけではなく、その「嬉しかった」「楽しかった」の背景にもっと光を当ててあげると、文章って活き活きしてくるものです。

 

たとえば…
「子供と一緒にご飯を食べて嬉しかった」

「子供と一緒にご飯を食べていると、意外と子どもの食べる量が増えていたり、苦手なものに果敢にチャレンジする姿に驚かされた。子供の成長を感じられる瞬間があり嬉しかった」

 

まぁ、極端な文章かもしれませんが、「子供と一緒にご飯を食べて嬉しかった」よりも、子どもの姿や、その姿を見ている親の姿が想像出来ますよね…

 

ブログやSNSの文章は様々ですが、感じたこと、考えたことから「伝えたいことを熟成させ、言葉を紡いでいく」という過程を大切にしたいと、最近改めて感じています。

 

なぜなら、その過程で「自分の心に向き合う」ことを必然的に行うから!
「自分の心に向き合うことこそ、自分らしい表現」につながると思うのです。

 

書くことは苦手だけど、自分自身が何を感じたのか、何を受け取り、何を考えたのか、
そのことを考える過程を通して、頭の中を整理したり、必要のないものを削ぎ落としていく。

 

そうやって「言葉を紡ぐ」を積み重ねていくことで「伝わる言葉」を自然と表現できるようになるのだと思います。

 

「書くことが苦手〜!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひ、毎日、地道にどんな長さでもよいので書いてみる練習からはじめてみてはいかがでしょうか?

 

「嬉しい!可愛い!楽しい!の背景に光をあてる!」
「自分の心に向き合って、言葉を熟成させる時間をつくる!」

 

私もまだまだ道の途中ですが、
この2点を意識して、コツコツ言葉を紡いでいきたいと思います。

 

ちょっと長くなってしまいましたが、最後までお読み頂き、ありがとうございます!
それでは…